11ヶ月の誕生日

今日、こどもの日は娘の11ヶ月の誕生日だった。

つまり、あと1ヶ月で、生まれて1年になる。娘が1歳になるのだ。

ここまで大きな病気も怪我もなく、すくすくと元気に良い子に育ってくれて、嬉しい。

正直、生まれてすぐの頃は、お猿さんみたいだし、特に父親になついている感じもないし、そんなに可愛くなかった。しかし最近はかわいくて仕方がない。地域で一番かわいいんじゃないか、とよく言っている。


そんな娘を連れて、今日は隣の駅の大きなデパートに行った。ベビー・キッズ売り場が充実していて、子どもたちが遊べるところもたくさんあり、楽しそうなところだった。普段見かけないような市販の離乳食もたくさん売っていたし、おもちゃの品揃えも良かった。

ただ、その1つ上の階のフードコートの、民度がかなり低かった。

民度というか、かなり田舎臭い、フードコートであった。

髪の毛ボサボサでスッピンのみすぼらしいお母さんに、白髪が生え放題で顔も幸が薄くLINEポンポコをしているお父さん、バンバン机を叩きながらスマホゲームに熱中している長男、ぼーっと死んだ目でスマホを眺めている次男の4人家族なんかが座っていた。

それ以外にも、ちょっとダサくて、価値観の合わなそうな家族がたくさんいた。

もしかして、こどもの日だからといって、奮発してフードコートに来たのかもしれない。


早くこの街を脱出しなければ。娘のためにもならない、などと思った。


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