副業禁止だって

藤沢市が「副業DX人材」を公募していると聞いて、なんだか面白そうだと思い、応募してみることにした。副業であれば転職ほどはハードルが高くないし、藤沢市なら同じ県内だし、自治体のDX案件ということで自分のキャリアのためにも良さそうだ。

応募のために若手ハイキャリアに特化した求人サイトだという『AMBI』に登録してみた。求人サイトなので、職務経歴書やスキルなどを入力せねばならず、登録自体にも若干時間がかかって大変だった。また、登録してすぐにヘッドハンティング系のメールがガンガン送られてくるのにも若干辟易した。転職したい人たちにとってはありがたいことなんだろうが。

副業に興味を持ったきっかけの1つに“自社でのキャリアプランに限界が見えたこと”がある。秋の面談の時期なのだが、人事部から「今年はキャリア計画についてしっかり上司と話し合いましょう」と通知が来ている。そのために、同じ部署の人たちが当社でどういうキャリアを歩んできたか、異動や出向の経歴なんかが紹介されているスライドが出回っているのだが、そもそも自社内に閉じてキャリアを歩んでいって、果たしてなりたい自分になれるのだろうか、と疑問に思ったのだった。

藤沢市の募集には落選してしまっても、つまりお祈りされてしまっても、自分の現在の市場価値やポジション、そして将来のビジョンや方針を確認するためには意義のあることだと思う。

11月から勤務開始という条件のようなので、すぐに結果が出るだろう。ものの試しに受けてみることにしたい。

ところが、念のため人事部にいる同期に「うちの会社って副業や兼業はOKだっけ？」と確認したところ、「家業や名前貸しのようなものを除いて、ほとんど許可されていないよ…」とのことだった！

なんてことだ！！

なんて古い会社なんだ！！！

いやいや、僕が努めている組織はそんなつまらない、ダサい組織ではないはずだ。確かにこれまではほとんど許可されていなかったけれど、別に良いよね、と思ってもらえるはずだ。

根回し的なことをしたほうが良いんだろうか。もう少し選考が進んでから本格的に心配するようにしよう。