白血病

中学生時代の部活の先輩が白血病になったらしい。

その先輩は1つ上の代の方なので、中学生時代の部活の苦楽を共にしてきているし、またたくさんお世話になった方のうちの1人である。

現役時代はその先輩は顧問の先生からとても怒られていた。ぼこすか怒られていた。ただどう見ても、どう考えても、その先輩は毎回そんなに怒られるようなことはしていなかった。練習も一生懸命していたし、コートの上でもたくさん活躍していたように記憶している。ただその先輩がたくさん送られるのにはある理由があった。先輩が中学校2年生の時にお父さんを病気で亡くしてしまったのだ。その先輩は、そんな姿は僕達には見せなかったが、ひどく落ち込んだであろう。そんな先輩に対して、先生はあえて人以上に厳しく接し、なくなってしまった父親代わりのような形で、その先輩にきつく指導していたのだった。

ちょっと理不尽に怒られているんじゃないかということもあったが、先輩自体はその先生のことをとても慕っており、大学卒業後は教員免許を取って、なんとその先生のもとで一緒に教師として働いている。先生と一緒に子供たちにバスケットボールを教えているのだ。


そんな先輩が白血病と言うことで、当時の先生もとても心配しているし、僕たちの代のメンバーも口々にお見舞いしたい、励ましのLINEでも送ろうか、などと言っている。幸い、白血病も治る病気にはなってきていると思うので、安静にしていただいて、計画的に治療を受けていってもらいたい。



そういう話を聞くと、自分に万が一のことがあったら…などと考えてしまう。今はその先輩が闘病中なので、あまり不謹慎なことは考えたくないが、自分にだって白血病にせよ他のガンにせよ、どんな病気や事故だってあり得るのだ。

娘は最近寝返りを打てるようになった。こんなにも一生懸命に成長を続けている命が身近にある中で、その成長を十分に見届けられないまま、このよう去ってしまうのは本当に心寂しい。自分がいないと妻も娘もダメだ、なんて横柄な考えではないが、自分の人生のこれからの楽しみとして「家族の幸せ」というのはあるはずなので、何とか健康に、みんなで楽しく生きていけるようにしたい。

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