同じチームに1個入社年が下の後輩がいる。後輩といっても1年しか違わないし、職位だって同じだし、切磋琢磨して競い合う仲間のはずだが、どうも頼りにならない感じがある。
こう書いてしまうと「お前がちゃんと教育しないのが悪い」とか「お前だって大したことないだろ。お前より仕事のできる人はお前のことをそう思ってるよ」などと反論を受けてしまうだろう。もちろんその通りなのだが、あまりに度が過ぎるのだ。
彼には今年度から他社のITベンダーとツール開発に関するプロジェクトを進めてもらっていて、契約関係の庶務はもちろん、推進実行役として深くコミットしてもらっていた。
先週末にそのプロジェクトが終了したのだが、先週末を迎える前にあらかじめ先方から業務完了報告書が送られてきた。これに署名・捺印して返送しろという。すると彼は僕に「すみません、業務完了報告書ってもう送り返して良いのでしょうか?」と聞いてきた。もちろん答えは否である。期間が終了して、業務が完了したことを当社が認めてから返送するべきだろう。そのように答えて「詳しくは契約書(お前が結んだんだろ)をみてくださいね。業務完了や請求書に関する手続きについて両社で定めた項があるはずですから」とアドバイスしておいた。
するとどうだろう、彼は業務完了報告書が送られてきたメールに早速次のように返信していた。
「業務完了報告書のご送付ありがとうございます。念のための確認ですが、こちらは契約書に記載の通り〇〇日までに返送すればよろしいでしょうか」
、、、ええ、、、そんなこと相手方に聞いたって、相手はそれでお願いしますとしか言えないじゃない、、、
何のための念の為の確認なんだろうか。契約書に関してお互い内容を合意済みなんだから、それ以上の確認は必要だろうか。
無駄なメールのやり取りはしないでほしい。
そうかと思えば、必要なやり取りはしてくれない。
納品物の検査として、僕や他のチームメンバーがドキュメントに関して不備を指摘していた。システムの仕様についてドキュメントに書かれていない内容があったのだ。
この部分が分からないと伝えつつ、暗に訂正を依頼するようにと言っていたつもりだったのだが、彼はそうはせず、ドキュメント以外の納品物が揃うやいなや
「納品物一式のご送付ありがとうございました。問題ないことが確認できました」
などと返信してしまったのだ!
おいおい!ドキュメントは書き直してもらえよ!怒、とは思ったが、まあ僕は彼の上司では無いし、そのシステムに問題があっても僕が直接困るわけではないので、特に何もアクションはしなかった。彼のためにはならないだろうが、彼を教育するための給料はもらっていない。そう自分に言い聞かせて、心を鬼にして、彼の行いに目をつむることにした。
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