Purple Crying

今日は小児医療証の申請をしに区役所へ。


月曜の午前中ということもあってか役所は混んでおり、医療証の申請の窓口も9人待ちの状態であった。だいぶ待たないといけない。ぜひとも座って待っておきたく、窓口近くを見渡すと、3人がけの椅子の真ん中が空いているようだった。しめたと思いその席に座ろうとすると、その席の左側に座っていたおじさんが「え、間、、、」と一言二言だけ言葉を発し、立ち上がって僕を避けてきたのだった。

どうしたことかと思いそのおじさんのほうを見ると、おじさんの横にいたおばさん(多分そのおじさんの奥様)が「ほら、今コロナで間をあけて座らないといけないのよ」と僕に話しかけてきた。なんだそれと思い「そうなんですか、それって区役所の方が決めたルールですか?」と聞き返してやったところ、「ほらあそこにも書いてるわよ」と前方を指差した。そこには確かに「新型コロナウイルス対策のため間隔をあけて座っていただきますようよろしくお願いします」との張り紙があった。こりゃ失敬、おじさんに「どうぞ座ってください」と申し伝えたところ、おじさんは急に僕から離れ、距離をとってきた。おじさんに近づき、もう一度「どうぞ座ってください」と伝えたところ、おじさんはまた一歩後ろにずり下がって、更に僕と距離をとってきたのだった。

まるで「このコロナ禍で3人がけの椅子の真ん中に堂々と座ってくるようなやつはよそでもほっつき飲み歩いているに違いないし、コロナに感染しているに違いない、近寄ってくるな」とでも言いたげだった。


この件に関しては張り紙をまず目に入れることができなかった僕が悪い。ただこのおじさんも、コロナを全く正しく恐れることができていない。

コロナの感染経路はほぼ「飛沫感染」「接触感染」であると様々な調査機関・統計・レポートによって科学的に特定されている。

新型コロナウイルス感染症にはどのように感染しますか。

 一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。(WHOは、一般に、5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛まつ(約3,000個)が飛ぶと報告しています。)
 「飛沫感染」とは: 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを言います。
 「接触感染」とは: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを言います。WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-2


3人がけの椅子にただ並んで座るだけであれば、飛沫感染のリスクも接触感染のリスクも無いに等しい。なのでこのおじさんは極端にコロナを怖がりすぎているのだ。

そんな横に並ぶことを気にするのであれば、なんでこのおじさんはわざわざ奥さんを引き連れて、この混雑した区役所に、わざわざ出向いているのだろう。夫婦ともどもで区役所に来ないといけないような緊急の用事でもあったのだろうか。そんなことよりあんたらは接触確認アプリCOCOAはインストールしているか?



娘の泣き声がだんだん大きく、不定期に、原因不明になってきた。夜もなかなか寝付けないし、夕方僕たちがご飯を食べようとすると突然泣き出すので、妻と交代交代で夕飯を食べないといけないことが増えてきた。

調べてみると、この頃の赤ちゃんの泣き方は「Purple Crying」と呼ばれているらしい。要するに、泣く理由は特になく、僕や妻に落ち度があるわけでも、赤ちゃんの様子が悪いわけでも無く、ただ泣いているという時期が続くんだそうだ。



人間の赤ちゃんはなんてか弱い存在なんだろうか。この大変な時期を赤ちゃんも夫婦も乗り越えられれば、家族が一丸となって成長していけるのかもしれない。


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