破水しちゃってた

深夜1時、妻に「おしるしが来たかもしれない」と伝えられた。そこから妻は夜の間ずっと10分に1回くらい痛みが来ていたとのことだった。その間自分は起きたり寝たりしていたが、妻に「もしかして陣痛かも、あるいは前駆陣痛かも」と言われても何もできなかった。出産に対して本当に男は無力である。


深夜3時、「陣痛かもしれない」とのことで病院に電話してくれたが、初産婦であること、痛みがそんなに強くないこと、そしてちょうど今日の10時半に検診があるということで、様子を見ましょうということになったようだ。


朝7時、もしかして今日出産か?というどきどきのなか、一応在宅勤務の準備をする。夜中眠れなかった妻はソファで寝ている。


朝8時、上司に事情を説明し、そういうわけで今日の午後か明日はお休みするかもしれません、と伝える。妻が検診に行くまではとりあえず何もすることがないので、仕事を進める。


朝11時、妻が検診後、そのまま入院することになった。子宮口はまだ十分開いておらずそのため陣痛はまだ起きていないが、高位破水を起こしてしまっているのだとか。今日陣痛が来なければ、明日は促進剤を打ち、出産させることになるのだという。

まだまだ遅れるかなー、なんてのんきに考えていたが、急に出産が近づいてきた。今日か明日には子供が産まれるのだ。なんと落ち着かないことだろう。

コロナ禍で面会は一切できないのだという。分娩室に入ったら連絡してくれて一応立ち会えるらしいのだが、出産後は1日1回15分までしか会えないらしい。産休と在宅勤務で最近毎日ずっと一緒にいたので、急に離れ離れになってしまった感じだ。


昼12時、上司に連絡し、明日は有給、来週から4週間育休をとることを告げる。業務の調整や引き継ぎなんかは、残り急いで午後行うことに。妻は、破水しちゃっているので点滴が必要とのことでしんどいらしいが、お昼ごはんは豪勢で美味しそうだった。僕はカップ麺を食べた。


夕方17時、妻から、特にまだ子宮口は開いていないみたいとの連絡を受ける。ただ、院長先生に無痛分娩用の麻酔の管を通してもらったようだ。夜中に急に陣痛が来たときに対応できるようになんだそうだ。点滴の針もあるし、いろんな管が体に刺さったまま過ごさないといけないようで大変だ。


夜20時、結局本陣痛は来なかった。さっとシャワーを浴びて、家で寝て待つことにしよう。妻は急に入院することになって、慣れない環境で大変なんだろうなあと思う。LINEでやりとりはしているものの、直接会って見て状況を確認しているわけではないので、実感がわかない。


今日の夜か、明日の朝か、明日の昼か、明日の夜か、なにか動きがあるんだろう。

なんとか母子ともに健康で、スムーズなお産になってほしい。病院の皆さん、神様、頼みます。



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