急ぎ足でお買い物

今日は午前中に一人でショッピングをした。ショッピングと言っても近所に2時間くらい買い物に出ただけだが、スーパーに肉屋にGUに無印良品に東京シャツにパン屋さんにと、いろいろとはしごすることができた。


肉屋では手羽先を買った。味付け済み調理済みのもので、5本で350円とお買い得だったので買うことにした。早速今日の夕飯に食べてみたのだが、めちゃめちゃ味が濃く、(飲んでないけど)酒が進む味だなあと思った。


肉屋では、レジに並んでいるときに、列から少し離れたところに“後はフライパンで焼くだけ”タイプの美味しそうな牛肉を見つけた。買おうかなどうしようかなと悩んでいたところ、僕の前におじさんが来て「あれ、あなたは列に並んでるの?まだ並んでないの?」的な感じで僕の顔を見てきた。たしかにその牛肉は列から少し離れたところに陳列されているので、僕も列から少し離れてそのケースを覗き込んでいた。これは当然おじさんに列を譲って差し上げるべきなので「先にどうぞ」的な感じでジェスチャーをし、おじさんが僕の前に入り込む形になった。

すると、それまで僕の前に並んでいたおばさまが、気を利かせすぎたのか、そのおじさんにむかって「あの、彼が先にならんでいましたよ」とおじさんにむかって話しかけたのだ!おばさまはきっと、おじさんが僕が並んでいることに気が付かず割り込んだと思っていて、それで僕のためにおじさんに注意しようと思ってくれたのだろう。

悲しいかな、おばさまの正義感は今回は的外れで、おじさんと僕の合意のもとでの列の順番変更だったので、おじさんも僕も、いや、違うんですけど、、、気まずい感じになってしまった。おばさまも後から「これはなんか違うぞ」と思ったのだろう、会計が終わるまでその後1度も振り返らず、会計終了後もそそくさと店から出ていってしまった。結果的に、3人ともが少し浮かない気持ちになったのだ。


このように、正義感からの行動はたいていの場合思い通りに事が進まない。振り返ってみると自分もこんなことたくさんありそうだ。あるいはこれからも色々起こりうるかもしれない。気をつけなければ。


録画していた「キングオブコントの会」を観た。松本人志さんのコントをじっくり見るのはこれが初めてだったが、さすがの面白さであった。独特の空気感、ワードチョイス、演技力によって、「ほら、これがお笑いだよ」という紋切り型のコントでは無く、松本人志が考える「お笑い」の正解を提示されているような気がした。

松本さんは台本の読み合わせなどはせず、その場でアドリブでどんどん流れを作っていくのだという。名コント師のバイきんぐや東京03もそのお笑い論に感心しつつも困惑しているようだった。おそらく彼らはネタを練って練習して仕上げて、完成度の高いコントを作っていくタイプなのだろう。もちろんそれがお笑いの王道である。コントを完成させるまでには長く険しい道があるのが普通なのだ。だから、その辺のぽっと出の若手芸人が松本さんのスタイルを真似て「寝畳んてその場でアドリブで作っていくものだよねー」などと勘違いしてはいけない。松本さんの腕とスキルとセンスがあるからこそ、それでめちゃんこ面白いコントができるのであって、普通のお笑い芸人さんがそれをしたら激スベリしてしまうだろう。


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