統計的因果推論

少しだけ物欲が高まっている。

まもなく赤ちゃんが産まれる。赤ちゃんが産まれたら、自分がすることなすこと、そして買うものはすべて赤ちゃんのためのものになるだろう。それで、本能的に、今のうちに色々買おうとしてしまっているのかもしれない。

昨日のうちに届いていた「かたお」はなかなか良かった。もっと堅いのかと思ったら意外とそうでもなかった。ただ、ピーナッツの形が、両方の肩甲骨を同時に刺激できるちょうど良い大きさとなっていて、気持ちよかった。これまで左右順番にゴムボールでほぐしていたところ、もう1回で済むようになるのだ。

虫除けグッズも届いた。網戸から虫が入ってくるのを防ぎたいので、網戸に貼る虫よけと網戸に吹きかける虫除けスプレーを、それぞれ十分な数買った。これでこの夏を乗り切りたい。

物欲が高まっている最中、仕事に対するモチベーションも同時に高まっているので、業務に役立ちそうな『統計的因果推論』の本をAmazonで買うことにした。最近は回帰分析などの統計分析をひたすらやっているのだが、その背景知識というかドメイン知識というか、その分析対象の知識がほとんどないため、めっぽう苦労している。それならこの機会に関連してもっと一般的で本質的な統計的因果推論の本を買って勉強しよう！、と前向きに思ったのであった。

書籍は会社の経費で買いたいので購入前にあらかじめ上司にその旨を伝えておくのが筋だろう。ただ、勉強してやるぜ！感をいきなり出すのもなあと思い、「この本買って良いですか？業務に役立ちそうなので」だけでなく、「（業務に深く関連し、かつ、名著なので）もう書棚にあるかもしれませんが」と余計な一言を添えてしまった。そのため「もちろん是非買ってもらいたいのですが、念のためまだ書棚に無いかだけ確認してから買ってもらえますか？」と言われてしまった。完全にミスった。

前の上司なら「必要な本なら何冊あったって良いからどんどん買いなさい」と言ってくれていただろう。別にどちらの考え方が良い悪いではないのだが、僕が今の上司の性格を十分考慮できなかった、初歩的な判断ミスだ。

書棚にあるかどうか確認するためには出社しなければならない。次出社するのは明後日なので、色々面倒くさくなって、物欲と勉強欲が高まっているうちにAmazonでさっと買ってしまった。何事も思い立ったら吉日、だ。

今日中に買ってしまいたい本心は、今日までAmazonのプライムセールをやっているからだ。立て替えないといけないならポイントが多く発生する期間に買ってしまうほうが良い。

多分、書棚には無い本なのだが、念のため明後日書棚を確認し、そのまま経費の申請をすることにしよう。