TOEFLの勉強をしている。
このGWはリーディングとリスニングを中心に学習を進めている。リーディングやリスニングで扱われるトピックが、学術的なものが多く、とても勉強になる。
例えば、工場やなんかで栽培される花や野菜は、水の中で育てられるんだそうだ。
そうすると余計な汚れがつかないし、虫も寄り付かない。もちろん水も十分に摂れる。ただ、そのままでは呼吸ができないので、水に肥料とともに酸素をたくさん溶かすんだそうだ。
このことを妻に話すと「それって水耕栽培ってやつだね」と教えてくれた。そうなんだ。水耕栽培っていうんだ。
最新鋭の科学かと思ったが、もう巷にあふれていて、当たり前のものだったのか。
こりゃ失礼した。
学術的なものとして、自然科学だけではなく、人文科学系やアート系、ビジネス系のトピックも出題されているようだ。
昨日のリスニングのトピックは「組織の構造」についてだった。組織はプロジェクトごとに別れる場合と、専門性ごとに別れている場合がある。多くの企業は専門性ごとに別れているが、なぜなのだろうか、という議論だった。
確かに、4台の車を生産する会社なら、企画部門、マーケティング部門、生産管理部門と別れている必要はなく、車A、車B、車C、車Dと、それぞれ車種ごとに責任を持って人が集まっているべきかもしれない。もっともな理屈だ。
更に、教授は「プロジェクトごとの組織体系のほうが優れているのは自明だ」とまで言い切っていた。そうなんだ!
実際にはプロジェクトごとに人が集まって仕事をすることになるが、社員aさんのプロジェクト上の上司と組織上の上司が違うと色々と問題が起こり得るし、非効率だ。言われてみるとそうなのかもしれない。
こういうことをMBAなんかでは学ぶんだろうと思う。当社にもMBAホルダーが結構な数いるが、組織がプロジェクトごとではなく専門性ごとに別れているので、そうすると何か理由があって昔ながらの古い組織構造が続けられている、ということなんだろう。
このあたり、DAOが当たり前になってくれば、ぜんぜん違う世界となるかもしれない。
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