技術的なフィードバック

最近、グループ内で技術的な会話をするミーティングが増えてきた。

「お互いにどんなプロジェクトを担当しているか、意外にそんなに知らないだろうから、業務紹介をする時間を作りましょう」みたいな流れになったときに、僕が「業務紹介も良いけど、折角ならもっとテクニカルな話をしたほうが良い」と声高に主張したのが効いてきているのだと思っている。


昨年度末まで、インド人データサイエンティストと同じグループだった。

言語の壁がありながらも、彼は組織に貢献してくれようとしてくれて、実際にいくつかの分析モデルのプロジェクトに入ったりウェブアプリケーションを開発したりしてくれた。

個人的にも仲良くさせてもらっていて、一緒にカレーを食べに行ったりラーメンを食べに行ったりしていた。

そんな彼は、突然退職を決めた。インド版のNetflix的な企業(名前は忘れた)に転職するというのだ。

もちろん、不慣れな日本で、友達も少なく、コロナ禍で外にも遊びに行けず、インドに帰りたくなったというのも大いにあるだろう。

しかし、それ以上に、彼が仕事にやり甲斐を持てなかった、あるいは仕事を通して成長できないんじゃないかと感じた点が大きいのではないか。

実際、彼が転職を公表した後に会話した感じだと、「プロジェクトに参加させてもらえるのは良いが、技術的なフィードバックを受ける機会が全く無かった」と愚痴をこぼしていた。

確かにその通りだ、と、僕自身も反省したものである。


今後、国内からもデータアナリスト、データサイエンティスト、DX人材のような方々を新卒や中途で採用することが増えてくるだろう。

そして、彼らと働く機会も増えてくるだろう。思い切って当社に入社してくれる彼らと、思いっきり技術的な会話をしてあげて、彼らのモチベーションを高く保ってあげることが大事だ、と強く思う。


グループ内でそういう機会が増えてきたのはとても素敵なことだ。ぜひ続くようにしたい。



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