夢でみた光景

昨晩ある夢を見た。夢の内容は具体的には覚えていないのだが、赤ちゃんに向かって「おーい、ことは〜」と呼びかけていたことだけは覚えている。赤ちゃんに“ことは”と名付けたのだろう。“ことは”って良い名前だ。早速命名リストに入れておいた。


昔、自分がある洋服屋さんの試着室に入った時、鏡の一部がモニターになっていて、試着室に持ち込んだ商品のRFIDを読み取って「あなたが持ってきた商品はこれです。おすすめの着こなしはこんな感じです。これにはこんな色違いやサイズ違いがあります。スタッフに持ってきてもらいたいときはここをタッチしてください」的な表示がされていて、とても便利に感じた。かなり優れたUXだ。ただそれ以来そんな店舗に出会っていない。他の人にこの話をしてもそんな例は知らないという。もしかすると僕は夢を見たのかもしれない、そう自分を納得させていた。

ところが今日、まさにこの“夢”の事例が、ある本に紹介されているのを発見した。ラルフ・ローレンがConnected Fitting Roomと銘打って実験を行っているらしい。これは顧客にとって優れた体験であるばかりか、店舗側も「どんな商品のどんなサイズがどれくらいの頻度で試着室に持ち込まれたか」「試着していた時間はどれくらいか」「最終的に買われた割合はどれくらいか」などをデータ分析できるようになる。デジタルやAI活用の好例だ。

これと似たようなことをやっている店舗が日本のどこかにもあったのかもしれない。その実験の期間に、たまたま僕がその試着室を使ったのだろう。気になって調べてみると、ZARAもRFIDを使った取り組みをやっていたことがあったらしい。


ことはにせよ試着室にせよ、試着室は本当に夢だったかどうかは定かではないが、とにかく夢の内容が思わぬアイデアの種となってくれることがあるのかもしれない。特徴的な夢を見たらその内容を記録していくようにしよう。


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