石野雄一『実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス』読了

石野雄一『実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス』を読み終えた。

通勤時間にダラダラと読んでいただけなので、正直そこまで内容を理解できていないのだが、現在価値に割り返して考えるのが投資にしろ事業評価にしろ大事だよなあ、とか、サンクコストに囚われてはいけないよなあ、とか、そういう概念的なところだけはかいつまんで確認できた。


この本は少し前にkindleのセールの時にレビューだけ少し読んで買った本だ。

表紙も黒っぽくてチャートとか載ってて、そこそこ専門書の入門編的な扱いなんじゃないかと思っていたのだが、実際は分かりやすさ重視で、話口調で書かれてあるので、しっかり体系的・理論的に学びたい人には向いてなさそうだった。

レビューはかなり高評価だったのだが、「わかりやすい」という点で高評価が多いだけだった。ファイナンス関係では有名な著者のようで、ファンの方もたくさんいるのかもしれない。

セールに踊らされて内容を確認せずに買ってしまうのは良くなかった。反省である。


スーパーエリートビジネスマンを目指し、とりあえずファイナンスやアカウンティングに関する入門書を買ってみたのだった。

しかし、最近は少し考え方が変わってきていて、

  • そんな本を読んでいる時間があったらデジタルに関する本を読んだり、データサイエンスの勉強をしたりしたほうが良い
  • どうせ勉強するなら資格とか取るために勉強したほうが、基礎から体系立てられたやり方で学べる

と考えるようになった。

1点目は自分の軸をどこに置くかという問題で、「スーパーエリートサラリーマン」とかいう中途半端な管理職にしかなれないような人(巷に課長・部長職として溢れている人)は目指したくないし、2点目は「資格取るマン」などと揶揄されようが、やっぱりきっちりと整理された項目に則って学んでいくのが良かろう。


時が経ち、またファイナンスについて学びたい意欲が出てきた際はこの本のことを思い出してまた読み返してみるようにしようと思う。

そのときはノートでも取りながら、ちゃんときっちりじっくりこの本に向き合いたい。



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リーディングリスト(2021年)_20211117

読み終わった本

  • テッド・チャン『息吹』
  • 楠木建『ストーリーとしての競争戦略』
  • ジョアン・マグレッタ『マイケル・ポーターの競争戦略〔エッセンシャル版〕』
  • デイビッド・ローワン『DISRUPTORS 反逆の戦略者』
  • カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス』
  • 加藤雅則『両利きの組織をつくる』
  • 山口雄大『この1冊ですべてわかる 需要予測の基本』
  • 石川和幸『この1冊ですべてわかる 在庫マネジメントの基本』
  • 梅谷俊治『しっかり学ぶ数理最適化 モデルからアルゴリズムまで』
  • Judea Pearl『入門 統計的因果推論』
  • 岩崎学『統計的因果推論 (統計解析スタンダード)』
  • 安井翔太『効果検証入門』
  • 榎本幹郎『音楽が未来を連れてくる』
  • 森川潤『グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす』
  • 藤田聡『眠れなくなるほど面白い たんぱく質の話』
  • 別所栄吾『「お前の言うことはわけがわからん!」と言わせないロジカルな話し方超入門』
  • 石野雄一『実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス』
  • 『徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集』
  • 『応用情報技術者合格教本』

読んでいる本・読もうとしている本
  • マーク・ジェフリー『データ・ドリブン・マーケティング』
  • ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』
  • マルク・レビンソン『The BOX コンテナ物語』
  • リード・ヘイスティングス『NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX』
  • 尾原和啓『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』
  • 斎藤康毅『ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』

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