ほろ

今日は妻と娘と3人で横浜駅までおでかけ。

最近ベビーカーが家に届いて、妻は何度か娘とベビーカーでお出かけしていたが、僕自身は娘を乗せてベビーカーを押すのは今日が初めてだった。

少し大きめのベビーカーで、電車の中とかエレベーターの中とか、少し窮屈な思いをしたが、とてもスムーズに動くので、とても軽々しく感じた。娘も景色を見たりおもちゃで遊んだり寝たりと、ベビーカーの中でも楽しそうに過ごしていた。


自分がベビーカーを押していると、街中でベビーカーを押しているお父さんとか、抱っこひもで子供を抱っこしているお母さんとかがやたらと目に入るようになった。もちろんこれまでも街中にそういう人たちはたくさんいたんだろうが、僕の視界の中でそういう人たちにピントが合う回数が多くなったということだろう。

講義やセミナーなんかを受けていると、質疑応答の場で質問される内容はその人のそのときの興味関心に沿ったものであることがほとんどだ。例えば、社内で人材開発を担当している人は、どんな内容のセミナーであれ「〇〇な人材を増やしていくためにはどうしたら良いでしょうか?」とか「〇〇人材が多い会社はどんな会社ですか。成功事例を教えてください」とか質問しがちだ。

これは、人間の視界はその人の思考に沿って決まっているということを端的に表しているだろう。

それと同じように、僕が育児にたくさんコミットするようになったからこそ、街中でそういう人たちに気づき関心を持つ機会が増えたんだと思う。


地球環境に興味を持っている人、街からゴミを無くしたい人、週7で居酒屋でバイトしている人、最近両親を亡くしてしまった人、お笑いタレント等、いろいろな人がいろいろな視界をもってこの地球上で生活しているということを考えると、とっても面白い。


ところで、ベビーカーについている日除けのことを“ほろ”と呼ぶらしい。ホロなんてこれまでの人生で聞いたことのない単語で、そもそも何語かすらも分からなかった。大変勉強になりました。


  1.  (幌)風雨・日光・ほこりなどを防ぐために車にかけるおおい。「荷台に―をかける」

  1.  母衣蚊帳 (ほろがや) に用いる布。

  1.  (母衣)鎧 (よろい) の背につけて流れ矢を防ぎ、また存在を示す標識にした幅の広い布。平安末期には大形になって装飾化し、室町時代からは中に竹かごを入れて袋状にするのが例となった。


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