不道徳お母さん講座

連休明けの勤務日、今日は在宅勤務にしたがいつもに増して集中力が欠けてしまっていた。ちょっと作業して一段落したら、とりあえず席を立って、水を飲んだり飴を舐めたりガムを噛んだりトイレに行ったりベランダに出たりしていた。妻には「あなた全然仕事してないじゃない」と何度も言われたが、仕事をしていないわけではなく、連続して作業に取り組んでいたかっただけなのだ。進捗は生んでいたので大丈夫だ。

同じチームのチームメンバーは僕以外全員出社していたようだった。他部署の人と打ち合わせがあったからだろうか。確かに「出社されている方のために会議室を抑えておきました」と打合せ調整のメールに書かれてあったが、「出社して対面で打合せしましょう」とは書かれていなかったはずだ。出社したほうが良いのかなと忖度したんだろうか。連休明けの初日からよく出社できるものだ。僕なんて今朝は仕事を始める2分前まで目が冴えなかった。2分前になって目が冴えたのはコーヒーを飲んだからだ。出社だったら目が冴えない状態のまま電車に乗っていないといけなかったので、さぞしんどかっただろう。緊急事態宣言は継続しているが、今日の電車の混みはどんなもんだったのだろうか。


妻が図書館で『不道徳お母さん講座』という本を借りてきた。うんうん頷きながら読み進めているようなので面白い内容なのだろう。道徳教育の偽善あるいは、道徳教育・学校教育における親のエゴ・教師のエゴみたいなことが書かれてあるらしい。面白そうだが、いざこれからお母さんになるぞ!という新米ママが進んで手にとるような本では無さそうだ。そうはいっても、そんじゃそこらのぽけーっと生きている雑魚ママにはなってほしくないので、その本を読んでもらうこと自体は大いに賛成である。

本を読むようになった妻は「これなんだったっけ?」と漢字の読みと意味を尋ねてくる。確かにぱっとは読めないし意味もきっぱりとは答えられないものが多い。改めてまとめておきたい。

  • 穿つ うがつ
    • (穴を)あける。掘る。つきぬく。比喩的に、突き抜けて進む。物事や人情の隠れた真の姿にたくみに触れる。
    • 「穿った見方をする」は物事の本質を捉えた見方をするという意味なので、褒め言葉である(参考:文化庁広報誌ぶんかる)。
  • 耽溺 たんでき
    • あることに夢中になって、それ以外のことを顧みなかったり、判断力を失ってしまったりする。
  • 魑魅魍魎 ちみもうりょう
    • 人に害を与える化け物の総称。また、私欲のために悪だくみをする者のたとえ。

コメントを投稿

0 コメント