汚破損本

図書館から借りてきた本には「この資料は汚破損があります。ご了承ください」と書かれてある。了承してから予約したかったが、実際にお破損を知ったのは予約本を受け取った段階で、だった。

この汚破損具合が結構ひどかった。コーヒーや味噌汁をこぼした後みたいなものだったり、鼻くそみたいなカスがたくさんついているページが合ったり、まつ毛か鼻毛みたいなものがはさまっていたりする。コロナ関係なく、やっぱり何人もの人が触ってきたであろう図書館の本は、やっぱりちょっと気持ち悪い。

図書館には一応 “紫外線除菌機” が備え付けられていて本の除菌ができるようにはなっているが、本を閉じた状態で除菌機に入れるため、なんかあんまり除菌されている感は無い。それに、もう、鼻くそついてたら除菌とか関係なく、気持ち悪い。


ところで「汚破損」という単語は初めて聞いた。Googleで調べてみたのだが、基本的には図書館関係の用語のようだ。こんな単語、当然のように使われたって、一般市民には分からないだろう。

おはそん、と読むのだろうか。汚損・破損、なんだろうか。

上の階と下の階、合わせて上下階と言うようなことかしら。入院・退院をあわせて入退院と呼ぶようなことかしら。

汚損破損、合わせて汚破損。結構便利な単語っぽいのに、こんなに世の中で使われていないのは不思議だ。日本語としてよっぽど違和感がある単語なんだろうなあ。

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