定時に仕事を終え、そのままジムへ直行、19時からスシローへ行った。
スシローが好きだ。寿司はもちろん美味しいのだが、スシローに行くとテクノロジーを感じることができるので大好きだ。
ざっと調べただけでも次のような記事がたくさん出てくる。
- スシロー、ビッグデータ分析し寿司流す 廃棄量 75%減
- ビッグデータの高速分析で、隠れていた課題や問題点を可視化 回転寿司業界のNo.1を支える迅速な経営判断と店舗オペレーションを実現
- 30億件のデータ分析に、Dr.SumとMotionBoardを活用;店舗の勘と経験をITが科学的に支援する店舗運営を実現
- スシローが次世代型店舗オープン 効率化目指す“すごい”テクノロジーの全容に迫る
大手回転寿司チェーンであれば、寿司皿にICチップがついていて、流す先を制御できたり会計の補助となったりするのは珍しくないだろう。ただ、スシローはその寿司皿のICチップを活用し、どの時間帯にどんな客層によってどんなネタが食べられているのかデータを蓄積し、データ分析することで、どの時間帯にどのテーブルにどんなネタを回すのかAI予測しているのだという。例えば、入店して1分後にはマグロだとか旬のネタなんかがそのテーブルに流れていくようにする。わさびや塩なんかもレーンに載せている場合はそれも流しておくとよいだろう。そろそろ退店かなって頃にはケーキやパフェなんかを流す。
ネタがどれくらいレーンを流れているのか、距離も計測しているらしい。あんまり長い距離流れていると、寿司がまずくなったということで廃棄となってしまうのだそうだ。ただ、これも、データ分析によって、従来から廃棄量75%の減少に成功しているのだという。
さらに、そのデータを店舗単位にまで広げると、どの曜日・どの時期にそれぞれの店舗で何のネタがどれくらい食べられているのか、管理・予測できるようになるので、ロジスティクスの改善にも大きく役立つだろう。
コロナ禍で従来の営業方法がうまく立ち行かなくなってくる中で、スシローは早くからアプリによる来店予約やお持ち帰りの強化なんかに着手できていたのではないか。最近ではお持ち帰り用ロッカーを構える店舗も出てきているらしい。ウェブ経由でお持ち帰り注文をし、店舗についてQRコードをかざせば、自分の頼んだ商品が入った棚が開くという仕組みだそうだ。
テクノロジーを正しく使えば、売上はのびて企業は嬉しい、働きやすくなって従業員は嬉しい、そして何よりうまい寿司が食べられてお客さんも嬉しい、と三方良しである。これからもますますわくわくさせてくれ!スシロー!!
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